フロンティア絶好調!ようこそ!日本三大開拓地、矢吹町へ

FRONTIERS

08
円谷 勝幸さん
畜産農家
「牛乳が飲みたいな」
と思える牧場づくりが基本

小さな頃から親父と牛舎にいましたね。手伝いというか、後を追っかけて遊んでいました。自分でも家業をやるもんだと思って、北海道の酪農専門学校を卒業した後、牧場で1年間修業して家に戻りました。今は両親と3人で頑張っています。

親父とはケンカになりません。お互いの感覚が似ているんです。この仕事の楽しみとして品評会での評価があるのですが、会が近くなると親父と協力して準備をします。まれにぶつかるときは、夜の乾杯で水に流します。これは我が家のルールです(笑)。周囲の皆さんのお陰で、福島県ホルスタインショーのグランドチャンピオンを受賞することができました。

年々仕事は増えていきます。親父はよくこの仕事を続けてきたなと思うこともあります。そんな時は同級生の友だちとの付き合いが、息抜きになっています。違う分野の視点や情報が得られるのがいいですね。同年代の地元酪農家や北海道時代の同級生にも刺激を受けます。やっぱり負けられないなと思いますよ。

時々子ども連れの人が牛を見に来るんです。酪農を身近に感じてもらえるのはうれしいですね。遊びに来て「牛乳が飲みたいな」と思える牧場でありたいです。だからこそ、どんなに酪農の技術が進歩しても、牛を近くに感じられる仕事がしたいと思います。遊びに行ってても牛の事が気になっちゃうんですよ(笑)。