フロンティア絶好調!ようこそ!日本三大開拓地、矢吹町へ

FRONTIERS

03
角田 誠義さん
農家
若者の顔が見えるような
田んぼを作りたい

長男なんで、子ども頃から家の米作りを継ぐことは自然なことでした。サラリーマンをしていましたが、震災後に専業農家として家を継ぐことにしました。父と二人で米を作っていますが、あまり親子で会話はありませんよ。やっぱり気恥ずかしいもんです(笑)けど米作りを始めると、父が積み重ねてきた仕事が、少し分かるようになってきました。

矢吹の若手農家の集団「ぐるぐるノーカーズ」に参加しています。ぐるぐるノーカーズでは、矢吹産農産物の魅力を発信するために、イベントで農産物の直売をしています。活動を通じて、都会のお客さんの意見もそうですが、矢吹の仲間たちからも刺激を受けています。その中で自分なりに考えている夢があります。どの地域もそうですが、農家の高齢化が進んでいて、将来は地域の水田を若手農家と一緒に集約して、休耕田も含めて管理できればと思っています。地元の若手に限らず、東京など都市からも農業を志す若者がきてくれれば、うれしいですよ。またグリンツーリズムで、都市の方とさらに交流が広がれば、なんて考えています。私は冬場には酒蔵で蔵人として働いています。自分の酒米で仕込んだ酒も造ってみたいですね。都市から来た方と酌み交わしながら、米作りの話ができれば最高ですね。