矢吹町住民
矢吹町にある福島県立光南高等学校。 平成8年に福島県で初めて総合学科を設置する高等学校として新設。部活動も盛んで、甲子園出場経験を持つ野球部を始め、ハンドボール部、柔道部も全国大会出場を果たしている。 そんな光南高校に通う3人の高校生に、若者が感じる「矢吹」・「高校生活」について、素直な意見を聞いた。 この自然豊かな大地を駆け回り、過ごした17年間。そして今、それぞれの未来に向けて、学び、「夢」を育んでいる真っ只中にいる彼らが感じている普段着の「矢吹」とは!?
左から
井戸沼 航大さん 県立光南高校3年生 [ 矢吹町在住歴17年 ]
藤田 寿輝さん 県立光南高校3年生[ 矢吹町在住歴17年 ]
日暮 竜太さん 県立光南高校3年生 [ 矢吹町に隣接している中島村在住歴17年 ]
町と住民の距離感が近い。
バレーボールに明け暮れた3年間でした。光南高校は、自分のことを第一に考えて過ごせる学校。自分の明確な目標があれば必ず叶う学校だと思います。また、町のイベントにも積極的に参加していて、学校の授業の一環として参加することが多い。町の活性化に役立つ企画を立てるのですが、矢吹町は町と住民の距離感が近い感じがします。そんな経験もあり、卒業後も地元に残り、何か町にお役にたてるような仕事をしたいと考えています。 普段の生活ですか? ふつうの暮らしをしていれば、不便さを感じるようなことはありません。矢吹町は、ほど良い大きさの暮らしやすい町だと思います。
地元に残り、社会貢献がしたい。
矢吹町の自然が豊富なところが好きです。町民の歌でも「田園の町」と謳っているだけあって、田んぼや自然が豊富で、子どもの頃は魚釣りや虫取りをよくしていました。好きな場所は大池公園。桜やハスの花が咲いたり、木々が紅葉で色づいたり、季節毎に美しい景色を見せてくれます。夏には、友達とキャンプしてBBQもしました。光南高校は総合学科なので、自分の夢に向かって専門知識を学べるところが気に入っています。卒業後は、地元に残り、社会貢献したいと思っています。矢吹町は、将来的にもっと発展してほしいです。その手伝いを微力ながらもやっていきたいですね。
自然の中でノビノビ育ちました。
「光南高校は自分のいいところを伸ばせる学校だよ」と中学の先生にアドバイスを受けて入学しました。実際入学して、自分のやりたいことが見つかれば、その目標にまっすぐ行ける学校だなと感じています。高校では新聞部に所属して、地元の歴史などを取材し、記事にしました。自宅は、町のはずれということもあり、田んぼが多い。小さい頃は、じいちゃんやばあちゃんによく田んぼに連れていってもらいました。自然の中でノビノビ育ったと実感しています。卒業後は首都圏の大学進学を志望しているので町を離れますが、春は花が咲き、夏には緑、そして秋の実りに、冬の雪景色と、移り変わる美しい矢吹の風景が大好きです。