フロンティア絶好調!ようこそ!日本三大開拓地、矢吹町へ

FRONTIERS

02
高久 美秋さん
農家
天才肌ではないので
一生懸命しかない

天皇家に献上する米を作ったのは、震災1年後でした。えっ俺?って感じでびっくりでした。震災の年は米作りあきらめたので、これから続ける勇気をもらいました。けどこの出来事を大々的にアピールして商売はしなかったんだ。何だか運を使い果たしそうな気がして。それよりも、人との繋がりを大切にしながら長く農業をやっていきたいからね。

毎年気候はバラバラ。それを読みながら米作りをするけど失敗ばかり。今度こそはと思っていてもやっぱり失敗ばかり、残念な人なんです(笑)自分に天才的な才能がないからこそ、いつも一生懸命やっているよ。それは言える。それしか俺にはできないもの。

みんな消費者の意見を聞きながら米を作ると言うけど、私はバイヤーさんの意見を取り入れることに精一杯。その要求は本当に厳しいから。だからこそ東京で販売できるトップレベルの品質に近づけると思うんだ。「高久さんの品物ならば」と言われるように、田んぼと真剣に向け合っていきたいね。