フロンティア絶好調!ようこそ!日本三大開拓地、矢吹町へ

矢吹町では、その豊かな自然環境を活かし、町内の小学生や県外の大学生、そして姉妹都市・東京都三鷹市との交流を深める多彩な農業体験を行っています。10年以上にわたる活動は、単なる体験の枠を超え、多世代・他地域を結ぶ絆となり、地域ブランドを創出する重要な財産へと成長しました。町の未来を切り拓く2つの柱、「田んぼの学校」と「矢吹グリーンツーリズム」をご紹介します。

田んぼの学校
Rice Paddy School
町と農家、大学生、子どもたちを
つなぐ「田んぼの学校」

「田んぼの学校」は、淡水甲殻類「カブトエビ」が育つ豊かな生態系を通じ、子どもたちに郷土の環境を知ってもらう事業です。2007年の始動以来、町内の小学生、都内の大学生、地域住民が協力して田植えや稲刈りを行ってきました。実際にカブトエビの定着が確認されている田んぼで収穫された米は、ブランド化され、ふるさと納税の返礼品として活用されるなど、町のPRに大きく貢献しています。

多方面のエキスパートが支える、
学びと発信の場

本事業には強力な協力者が集結しています。カブトエビ農法を提案したヤマザキ動物看護大学の長島孝行教授が特別講師を務め、校長には町の魅力発信と風評払拭に尽力してきたタレントの大桃美代子さんが就任。さらに、長年この農法を実践してきた地元農家の芳賀勝雄さんが教頭として米の成長を見守っています。運営面でも、役場や農業委員会、JA東西しらかわ農青連などが一丸となってこの活動を支えています。

地域を知り、未来を育む。
小学生にとっての「生きた学び舎」

町内の小学5年生約120人は、毎年6月に田植え、10月に稲刈りを体験します。大学生との交流に加え、自分たちが育てたお米が学校給食に提供される「食育」の側面も持っています。2025年10月には、この活動から生まれたお米が「カブトエビと育むやぶきのお米」としてブランド化。米作りを通じて地域の魅力を肌で感じた子どもたちの経験が、町の農業の未来を支える力となっています。

世代の垣根を越える、
大学生との絆

当初は長島教授が勤めていた東京農業大学の学生と始まった交流も、現在はヤマザキ動物看護大学、明治大学へと広がり、毎年多くの学生が町を訪れています。農作業を通じた子どもたちや住民との交流は、双方に深い刺激を与えています。また、ヤマザキ動物看護大学の学園祭では学生自らがPRブースを設け、矢吹産米のおにぎりを販売。その美味しさが大きな反響を呼び、すぐに完売するほどの大盛況となりました。

矢吹グリーンツーリズム
Yabuki Green Tourism

姉妹都市・東京都三鷹市との「矢吹グリーンツーリズム」は、約70名の小学生や引率者を招き、地元の小学生や農家と一緒に農業体験を行う事業です。2005年の開始以来、震災を乗り越え、両市町の関係団体の協力により継続されてきました。 参加者は、町オリジナル日本酒「開拓のうた」の原料となる酒米の田植え・稲刈りに加え、魚のつかみ取りや餅つきも体験します。三鷹の子どもたちが地方の暮らしに触れ、矢吹に愛着を持つことはもちろん、かつての参加者が成長して引率者として再訪するなど、世代を越えた地域交流の輪が確実に広がっています。