INTERVIEW

移住者インタビュー

鈴木 徳人さん

矢吹町役場勤務
岡山県から2017 年移住 山形県米沢市出身

鈴木徳人さん(30歳)・美穂さん(30歳)・いとちゃん(4ヶ月)

役場のまちづくり推進課の職員として忙しくも、充実した毎日を送る鈴木徳人さん。公務員として働く現在までには紆余曲折の道のりがありました。山形県米沢市から茨城県内の大学に進学。その後、茨城で民間企業に就職したが、脱サラ。その時期、ボランティアに参加し「生涯教育」の重要性を知り、次第に地域活動や社会教育の大切さに目覚めていったと言います。
そんな鈴木さんの移住から現在の暮らしの様子までご紹介しよう。

地域に貢献したい、一念発起で職員採用試験に挑戦。

水戸の市民講座で様々な年齢の人たちと交流したことで「こんな高齢の方でもまだ勉強したいんだ」と思ったことがボランティアを始めたキッカケ。キャリアは一時期のものではなく生涯続く、市民講座の中でそんな社会教育の重要性を経験したんです。その経験を活かせないかと岡山県新庄村という1000人もいないような小さな村の「地域おこし協力隊」の隊員に。でも当時はもう結婚していて、腰を落ち着けて仕事がしたかった。私は山形県、妻は茨城県の出身だったこともあり、矢吹町はその間に位置し、どちらにもアクセスしやすい魅力的な場所でした。そんな後押しもありWEBを見て、職員採用試験に挑戦しました。

職住近接なので、プライベートタイムも十分とれます。

個人的にですがいま、キャリアコンサルタントの資格取得に挑戦しています。今後はボランティアで地域の中高生のキャリア支援をやっていきたいと考えています。職員として受け入れてくれた町に恩がある。今度は私が地域に還元したいと思います。
また通勤時間は車で約5分の近さです。職住近接なので、プライベートタイムに余裕ができます。残業もほとんどないので、アフターワークで資格取得のための自己啓発の時間に費やしたり、役場のフットサルチームや野球チームに所属し、なるべく体を動かすようにしています。

近すぎず、離れすぎない距離感、そこが気に入っています。

この町に移住するとき妻は縁もゆかりもない土地に来ることに不安がありました。約2年が経ち、イベントなどを通じて子育て中のお母さんと交流し、いまどんどん友達が増えているそうです。私としても安心です。
私は今まで、様々な地方の市や町、村で暮らしてきました。都会にありがちな他人への無関心、逆に小さな村などにある近すぎる距離感。ここはその中間で、バランスの取れた生活空間で暮らしやすい。縁もゆかりもなくても入りやすい町。かといって密着しすぎていない。そんなほどよいバランスの矢吹町が気に入っています。