豚の角煮や串揚げなど数多くの酒呑みメニューが並んでいるが、一番のおすすめは先代から受け継ぐ餃子だ。サイズは大きめでにんにく強め！その量は通常の5倍とか。 「翌日が休みじゃないと食べられないって言われます（笑）」と店主の芳賀輝さん。それでも、今宵もにんにく餃子をつまみに飲みたい客が集まってくるのだ。

　一度来たら友達を連れて来たくなり、その人はまた別の誰かを連れて来る。その理由はなぜか。和食、洋食、中華、エスニックと圧倒的に多彩な料理に、お酒も充実。この店にくれば、いつでも必ず好きな〝何か〟に出会え、ゆっくりと楽しめる。そんな居心地の良さがあるからだろう。

　「鮮魚のことなら、どこにも負けません」と店主の佐藤仁一さん。言葉通り、目利きはもとより、いずれの料理も魚介それぞれの味や香り、 食感が最大限引き立つよう調理されている。コースも充実。鍋を中心として刺身、焼き物、揚げ物など計６品で2,500円から。リピーターが多いのもうなずける。

「うちは居酒屋ですが、飲む人も飲まない人も一人でも家族連れでも自由に楽しめる店でありたい」と代表の柳沼順一さん。日本酒とともに鍋料理や刺身をしみじみ味わうもよし、海鮮キムチ鍋を囲んで賑やかに女子会をしてもいい。どんなシーンにも寄り添ってくれる、まるで〝我が家〟のような存在だ。